糖尿病治療のための食生活のポイント

下水管には常にドロドロした汚物が流れいます。さびた下水管が破裂したり、汚物が下水管を塞いで流れがせき止められる、これを血管で考えてみれば、血管に関わる病気の重大さがわかります。心筋梗塞、脳卒中などの命に関わる病気のリスクが上がります。
糖尿病で血糖値が上がると、全身の細かい血管がダメージを受けやすくなり、心臓病や脳血管障害のリスクを高めます。
糖尿病は膵臓から分泌されるインスリンがうまく作用しなくなり、血中のブドウ糖を細胞のなかでエネルギーとして蓄えられなくなって血中濃度が上昇してしまう病気です。
このうち、食生活などの生活習慣が原因になるのが、2型糖尿病です。1型は免疫異常などでインスリンの感受性が低下して起こります。
2型の初期は、痛くも痒くもありません。しかし、放置して治療せずにいると血管が内側から絶え間なくダメージを受けて、心血管系の病気を招いたり、特有の合併症を引き起こします。
健康診断で血糖値が上がり始めているというサインが出ていたら、早めに手を打つことが大切です。境界型の症状であれば、食生活や運動習慣を改善して、薬で血糖値をコントロールすれば後戻りできる可能性もあります。
治療のための食生活のポイントは、糖質をカットすることです。ダイエット目的程度であれば糖質制限で良いのですが、特別な治療を受けずに食生活改善だけで治したいならば、糖質断ちするという覚悟が必要です。
朝、昼、晩の主食をすべてカットして、脂質とタンパク質でお腹を満たすようにします。糖質を大量に摂らなければ、満腹感にこだわることもなくなるので、思った以上に空腹感に悩まされずに食事をすることができます。
糖質摂取をゼロ、もしくは1日60g以内に止めるようにしましょう。